「家が売れなかったらどうしよう」「二重ローンで生活が破綻しないか」。
住み替えを伴う移住で、私が最後まで手放せなかった不安は、
お金と不動産の“出口”でした。
沖縄への「移住時」と、本土への「出戻り時」という2つの大きな局面をどう乗り越えたのか。東急リバブルの「売却保証」と、メガバンク・地銀とのリアルなローン交渉術を公開します。
【移住時】「売却保証」で旧居の出口を確実に確保する
沖縄移住を決めた際、最大の懸念は「今の家が確実に、かつ納得できる価格で売れるか」でした。ここで活用したのが、東急リバブルの「売却保証」です。
- 東急リバブルの役割:
- 一定期間内にエンド相手に直接売れなかった場合、あらかじめ約束した価格で不動産会社が買い取ってくれる制度です。
- 「最悪でもこの金額で売れる」という確定値があるため、資金計画が狂うリスクを排除できました。
- これにより、家が売れるのを待たずに、安心して新天地での生活をスタートさせることができました。
なお、東急リバブルは都心部に強いですが、エリア外の場合は一括査定で複数の出口を探るのが鉄則です。都心の物件を『売るか、貸すか、それとも即買取か』で迷っているなら、『いえカツLIFE』で複数の選択肢を同時に比較しておくのが、最もリスクの低い出口戦略になります。
【出戻り時】「金利のみ返済」という救済措置で時間を稼ぐ
数年後、本土へ戻る際の新居購入で、再び「旧居が売れるまでのダブルローン」という壁にぶつかりました。旧居は東急リバブルのサービスエリア対象外であり、エリア内において同様のサービスを展開している不動産業者が見当たらなかったためです。この時、特に三井住友銀行(SMBC)と横浜銀行が提示してくれた条件が、私の窮地を救ってくれました。
→ 実録:沖縄には「売却保証」がない。デフォルト寸前の絶望から救われた「残り5日」の奇跡 ≫詳しくはこちら
横浜銀行・SMBC:住宅ローンの「金利のみ返済」交渉
通常のローンは「元金+金利」を返済しますが、交渉の結果、「旧居が売れるまでの一定期間は、金利のみの返済で良い(元金据置)」という条件を引き出すことができました。
実録:横浜銀行vsSMBC!二重ローンを回避する「元金据置」交渉の全戦略 ≫詳しくはこちら
- メリット: ダブルローン期間中のキャッシュフロー(現金の流出)を最小限に抑え、納得のいく価格で売却できるまで「十分な時間」を稼ぐことができました。
SMBC:使途制限なしの「10%融資」
SMBCで特筆すべきは、不動産価格の10%までは使い道に制限なく融資を受けられる点です。
- 出費の波を乗り越える: 引越し代、新しい家具・家電の購入など、出戻り時は出費が重なります。この「自由な資金」があったことで、生活の基盤を整える際の精神的な余裕が全く違いました。
- メガバンクの柔軟性: みずほ銀行も含め、メガバンクはこうした複雑な住み替え事情に対しても、制度を駆使して柔軟に相談に乗ってくれました。こうした柔軟な対応をしてくれる銀行を自力で探すのは至難の業です。私は地道に交渉しましたが、今は無料でローンを比較できる『モゲチェック』のようなツールを使えば、自分に合った最適な条件の銀行をプロの視点で見つけてくれます。移住前に金利や条件を比較しておくことは、数百万単位の節約に直結します。
10%融資で資金を確保するのも一つですが、
同時に「出ていくお金」を削る視点も欠かせません。
特に火災保険は、銀行提携のものをそのまま選ぶと
条件の割に割高になることが多いです。
『インズウェブ火災保険比較』で無料の相見積もりサービスを使って、
補償内容は変えずに数万円単位で固定費を削減するのが良いと思います。
移住・出戻り経験から導き出した「失敗しない買い替え」の方程式
地方移住や出戻りのように、移動距離が長く不確定要素が多い買い替えでは、以下の組み合わせが「唯一の正解」だと確信しています。
- 「売却保証」をセットする: 東急リバブル等で出口(最低価格)を確定させる。
- 銀行へ「出口」を証明する: 保証があることを武器に、新居のローン審査を有利に進める。
- 「金利のみ返済」と「付帯融資」を打診する: SMBCや横浜銀行の制度を使い、ダブルローン期間の負担を最小化し、同時に生活立ち上げ資金も確保する。
- 納得のいく価格で売却: 時間の猶予を活かし、市場で最も高く買ってくれる買主を待つ。
まとめ:無計画な人生から学んだ「不動産とローンの真実」
私は決して計画的に人生を進めてきたわけではありませんが、
不動産とローンだけは、
「知っているか、知らないか」で
デフォルトに陥るかどうかが分かれる世界だと痛感しました。
特に、横浜銀行やSMBCが提供している「柔軟な融資枠」や「元金据置」という選択肢は、住み替えの成功率を劇的に高めてくれる、最強のリスク回避術です。
※このブログでは、各STEP毎に「分解」して書いていますが、
その過程で、
・なぜ移住を選んだのか
・どのような判断の迷いがあったのか
・家族とどうすり合わせたのか
といった部分は、記事では書けておりません。
それらを、時系列でまとめた記録があります。
▶︎ Kindle書籍
『トイレで始めた2500kmの逃避行:パワハラから逃げ、家族で沖縄移住し、そして戻ってきた僕が“正解を選ばなかった人生”を後悔していない理由』

次のSTEP:【仕事】沖縄移住・出戻りからの再起。100社応募と転職エージェント併用戦略
住まいの設計をどれだけ整えても、
収入が不安定な状態では、すべてが前提倒れになります。
実際に問題として立ち上がってきたのは、「仕事」でした。
住まいの判断は、
仕事が続く前提でしか成立しません。
次に必要だったのは、
判断を止めないための「収入の再設計」でした。
【仕事】沖縄移住・出戻りからの再起。100社応募と転職エージェント併用戦略 へ進む
全体像が分かる ロードマップ
- STEP 1: 【住居・ローン】
最初に積むポイント
→ ダブルローン/売却保証/銀行交渉 ← 今ココ
→ 実録:「元金据置」交渉
→ 実録:デフォルト寸前の絶望 - STEP 2: 【仕事】
仕事が切れた瞬間、終わる
→ 100社応募から掴んだ転職活動の実態 - STEP 3: 【教育・生活】
判断が効かなくなる生活条件
→ 教育格差/犬・住環境 - STEP 4: 【引越】
判断が一気に「数字」として確定する
→ 20万円トラブル/船便
→ 実録:引越におけるエアコントラブル
→ 実録:長距離引越の実態 - STEP 5: 【精算・出口】
失敗した判断を、回収する
→ 189万円/個人事業/還付
※ 気になるSTEPから読むこともできます。
最後に:このプロジェクトの「出口戦略」について
ここまで読み進めていただきありがとうございます。各ステップでの対策も重要ですが、移住・住み替えには多額のコストがつきまといます。
実際、私が今回の移住で住宅購入のために支払った諸費用総額は250万円を超えました。
そのうち、銀行への手数料等(189万円)という莫大なコストを、確定申告を使ってどのようにリカバリーしたのか。判断のズレと修正を繰り返す中でたどり着いた、「人生を壊さずに戻るための精算方法」を具体的に公開します。
【精算】189万円の諸費用をリカバリーした全手順 ≫ 詳しくはこちら





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